ナレッジ
商品別利益の確認に時間がかかるのはなぜ? NetSuiteで売上・仕入・会計の情報をつなげるメリット
/
商品別利益を確認したいと思っても、すぐに数字を出せないことがあります。
売上や仕入の実績は把握できていても、商品別利益を出すには、売上原価や在庫金額も確認しなければなりません。
それぞれの数字を別々に管理していると、集計や照合作業が増え、利益率を確認するまでに時間がかかります。
本記事では、商品別利益の確認に時間がかかる理由と、NetSuiteで売上・仕入・在庫・会計の情報をつなげるメリットを解説します。
この記事はこんな方におすすめ
・原価計算や商品別利益の確認を効率化したい方
・売上・仕入・在庫・会計をまとめて管理したい方
・NetSuiteで商品別利益を確認する仕組みを知りたい方
読了時間:約6分
1.なぜ商品別利益の確認に時間がかかるのか
商品別利益を把握している企業は多くあります。
しかし、利益率が低い商品はないか、利益率が変化している商品はないかを確認しようとすると、すぐに答えが出ないことがあります。
商品別利益を確認するためには、売上だけではなく、仕入や原価の情報も必要になるからです。
数字そのものは存在していても、それぞれを確認して計算する作業が発生するため、商品別利益を把握するまでに時間がかかることがあります。
2.なぜ数字の確認に手間がかかるのか
売上や仕入、在庫の数字は、それぞれ計上されるタイミングが異なります。
たとえば、商品を販売していても、請求書の発行が完了していないことがあります。
仕入についても、商品は受け取っているものの、仕入先からの請求書が届いていない場合があります。
返品や値引き、過去の取引の修正が後から反映されることもあります。
このように、同じ期間の数字を確認していても、処理の状況によって売上や原価が揃っていない場合があります。
商品別利益が想定と異なれば、次のような点を確認しなければなりません。
・売上や仕入の計上に漏れがないか
・返品や値引きが正しく反映されているか
・商品の入荷や出荷が完了しているか
・対象期間や集計条件が揃っているか
・過去の取引が追加、修正されていないか
売上や仕入、在庫、会計の情報を別々に管理していると、確認先も複数になります。
数字が合わない原因を調べるたびに、それぞれの記録を見比べる必要があるため、商品別利益を確認するまでに手間がかかります。
3.売上・仕入・会計の情報が分かれていると何が起こるのか
商品別利益の確認に手間がかかる背景には、売上・仕入・会計の情報が別々に管理されていることがあります。
それぞれの数字が異なるシステムにあると、商品別利益を確認するたびに必要な数字を集め、商品コードや対象期間を揃えなければなりません。

集計後に数字が合わなければ、どの取引に原因があるのかを各システムで調べ直すことになります。
また、売上・仕入・会計では、数字が反映されるタイミングも異なります。
売上は登録されていても、商品の入荷や仕入の登録が終わっていないなど、処理の途中では必要な数字が揃わないこともあります。
このような状況では、商品別利益を計算できたとしても、その数字が正しいかを確認する作業が残ります。
商品数や取引件数が増えるほど確認範囲も広がり、商品別利益を把握するまでに時間がかかります。
そのため、確認作業を減らすには、計算方法だけでなく、売上・仕入・在庫・会計の情報をどのように管理するかを見直す必要があります。
4.NetSuiteで売上・仕入・会計の情報をつなげるメリット
商品別利益を確認しやすくする方法は、複数のシステムから数字を集めてレポートを作ることだけではありません。
NetSuiteでは、販売・購買・在庫・会計を一つのシステムで管理します。
入荷、出荷、売上の登録といった日々の処理が、在庫金額や売上原価、売上高の計上につながります。
.png)
①集計結果だけでなく、数字が計上されるまでの流れを確認できる
商品別利益を別の集計表で作成する場合、完成した数字は確認できても、その数字がどの取引から計上されたのかを調べるには、元のシステムへ戻らなければならないことがあります。
NetSuiteでは、商品の入荷、出荷、売上といった取引を一つのシステムで管理します。そのため、商品別利益が想定と異なる場合も、最終的な金額だけでなく、関連する取引を確認しやすくなります。
数字を表示するだけでなく、その数字が計上されるまでの流れを確認できることが、別の集計表で商品別利益を集計する場合との違いです。
②日々の処理が在庫金額や売上原価につながる
NetSuiteでは、商品の入荷、出荷、売上の登録といった日々の処理に応じて、在庫金額や売上原価、売上高が計上されます。
商品を入荷すると、数量と金額が在庫に反映されます。
その商品を出荷すると、設定した原価計算方法に基づいて在庫から原価が払い出され、売上原価として計上されます。
商品別利益を確認するために、販売実績と原価を後から集計して組み合わせるのではありません。
通常の業務で登録した内容が、商品ごとの売上や売上原価の数字につながります。
これにより、商品別利益を確認するための集計作業を減らせるだけでなく、利益率が想定と異なる場合も、入荷や出荷などの処理まで戻って原因を確認しやすくなります。
③商品ごとの売上・原価・粗利を確認できる
NetSuiteのレポートでは、商品ごとの売上、原価、粗利、粗利率などを確認できます。
売上金額だけでは、どの商品が利益につながっているのかは判断できません。
売上が増えていても、仕入価格の上昇や値引きによって、粗利率が下がっている場合があるためです。
商品ごとの売上と原価をあわせて確認することで、次のような変化に気付きやすくなります。
・売上は増えたが、粗利率が下がっている商品
・仕入価格の上昇が粗利を圧迫している商品
・値引きによって想定した利益を確保できていない商品
・売上規模は小さくても、粗利率が高い商品
さらに、気になる数字があれば、関連する取引を一つのシステムで確認できます。
レポートで商品別利益を確認して終わるのではなく、数字が変化した理由を請求書や出荷などの取引まで戻って調べられることが、NetSuiteの特長です。
これにより、販売価格や仕入条件を見直す必要がある商品を判断しやすくなります。
まとめ
商品別利益の確認に時間がかかる背景には、売上・仕入・在庫・会計の数字を揃え、内容を確かめるまでの手間があります。
NetSuiteでは、商品の入荷や出荷、売上の登録といった通常の業務が、在庫金額や売上原価、売上高の計上につながります。
そのため、商品別利益を確認するための余分な作業を減らせます。
商品別利益の確認に時間をかけるのではなく、利益率が変化した理由を分析し、販売価格や仕入条件の検討に時間を使えることが、NetSuiteを利用するメリットです。